江戸の精神文化を、深く知り、次代へ育てる
Researching and Nurturing the Spirit of Shogunal Culture
「柳営」——将軍の御座所を指し、
武家文化が育まれた場を象徴する言葉。
能、茶、禅、礼法、武芸——
それらが互いに結びついていた場所でした。
抹茶や工芸、アニメ、和食を通じて、日本文化はいま世界へ広がっています。その源のひとつである武家の文化を、あらためて問い直し、知り、伝えていく——それが私たちの出発点です。
The Culture of the Shogun's Court
朝廷文化はやがて朝廷の外にも伝わり、それを深く学び、実践の文化として体系化したのが武家でした。武家文化は、精神・身体・統治・日常をひとつながりに捉える文化として発展していきました。
徳川将軍家のもと、泰平の世が続いた江戸時代において、武家文化はさらに洗練され、町人文化とも響き合いながら、独自の文化的成熟が育まれました。
その武家文化の中枢にあったのが、将軍を中心とする「柳営」の文化です。柳営は、将軍・大名・旗本が実際に日々実践した文化の場であり、式楽としての能、将軍の茶道、禅、剣術、弓馬術、礼法、書道、漢文などが、一つの精神文化体系として結びついていました。
「柳営」は、政治の場であると同時に、文化・礼法・武芸が息づく場でもありました。
江戸時代の約265年間は、武士の時代でありながら、長く平和が保たれた時代でした。武士は多くいながら戦うことは少なく、刀や武具はやがて、戦うためよりも心を律するための象徴になっていきました。この「泰平」の時代に育まれた文化を、現代の視点から見つめ直すことが、私たちの研究の出発点です。
Ryuei Culture Association
柳営文化研究会は、柳営を中心とする武家文化の精神性・思想・美意識を起点に、江戸および武家文化の本質を研究・整理し、現代および次代へと伝えていく研究・継承のための団体です。
保存や顕彰のみを目的とするのではなく、研究・理解・実践を通じて、文化が自然に息づき続ける場をつくることを目指しています。知識として頭に蓄えるだけでなく、体験され、身につき、育っていく文化として伝えてまいります。
江戸・武家文化の本質を
研究し、理解し、実践する
What We Do
学術研究・史料研究
江戸・武家文化に関する学術的研究および史料研究。能、茶道、禅、武芸、礼法、書、漢文などを横断した思想研究を行います。
体験型プログラムの実施
国内外に向けた体験型プログラムの企画・実施。武家文化を「知識」としてではなく、体験を通じて身につく形で提供します。
ならいごと・文化継承
子どもや若い世代を対象とした「ならいごと」としての文化継承。座禅、謡、礼法、茶道などを継続的に学ぶ場を提供します。
研究者・実践者との交流
研究者・実践者・芸能者との交流、講演会・研究会の開催。学際的な知の交差点として機能します。
国際発信・海外プログラム
世界に向けた江戸・武家文化の本質的な発信。国際的な訪問者を対象とした没入型リトリートプログラムを展開します。
刊行・記録・アーカイブ
研究成果の刊行・記録・デジタルアーカイブ化。将来の研究者・実践者のための知識基盤を構築します。
The Disciplines of Shogunal Court Culture
柳営文化研究会では、武家文化を構成する以下の諸領域を横断的に研究・実践します。それぞれの分野を切り離さず、互いに関わり合う一つの文化として、横断的に学びます。
式楽・能楽
Noh — Ceremonial Arts
茶道
Chadō — Way of Tea
禅・坐禅
Zen — Meditation
武芸・剣術・弓術
Bujutsu — Martial Arts
礼法・有職故実
Reihō — Etiquette
書道・漢文
Shodō — Calligraphy
弓馬術・騎馬文化
Kyūba — Mounted Arts
武士道・士道思想
Bushidō — Warrior Spirit
Immersive Cultural Experiences
武家文化を、体験を通じて学ぶプログラムを準備しています。こどものための「柳営ならい」、社会人・リーダーのための「柳営稽古」を中心に、順次ご案内してまいります。各ページは準備中の内容を含みますが、ご覧いただけます。
現時点では体験のご予約は受け付けておらず、ご関心についてのお問い合わせを承っています。お気軽にご連絡ください。
顧問
Tokugawa Iehiro
德川宗家第十九代当主。徳川家康公が1603年に開いた江戸幕府より続く、265年の泰平の歴史と精神文化を現代に伝える立場から、研究会の思想的支柱としての役割を担う。
徳川将軍家の歴史的正統性と文化的権威は、柳営文化研究会の活動に対して他に代えることのできない基盤を与えるものである。德川家広様は、文化的・精神的な指針を示す顧問として研究会に参画する。
Our Leadership
会長
Shimizu Yoshiya
旗本・清水家の子孫。観世流家元直門の能楽師として、式楽としての能をはじめとする武家芸能の実践知をもとに、研究会の活動を統括する。能の世界における武家文化の精神性を現代に体現する実践者として、研究と実践の橋渡し役を担う。
旗本・清水家 後裔 / 観世流能楽師
代表理事
Nagayama Daisuke
旗本・長山家の子孫。起業家・投資家としての経験から、研究会の企画・運営・経営を担い、学術・文化と社会をつなぐ。株式会社Edo Tokugawa Designの代表取締役を兼任し、江戸・武家文化の現代的実装と国際発信を推進する。
旗本・長山家 後裔 / 株式会社Edo Tokugawa Design 代表取締役
Enter the World of Shogunal Court Culture
研究・体験・実践を通じて、武家文化の精神性に深く触れる機会を提供しています。研究会への参加、体験プログラムへのご関心、取材・連携のご相談など、お気軽にご連絡ください。
info@ryueiculture.com